フラクタル 前回にも触れたけど、フラクタルシステムを始めとして、対立の図式がハッキリしない事もあって、事態の解決や物語の回収に段取り以上のものを感じられないのだが、最後のエピローグ部分はボーイミーツガールものらしい幕引きで、気持ちの良いもの…

フラクタル 僧院との決戦。「人殺し」と他人を批判しつつ、自身はなんの逡巡もなく人に銃を向けるクレインだとか。具体的な良し悪しが描写されないまま交わされる、フリュネとモーランのフラクタルの是非だとか。キャラの行動も扱われるテーマも、どうも漠然…

フラクタル 僧院との決戦前夜。集合写真が感傷アイテムになるほど、仲間仲間してたかは、かなり微妙なところなのだが、不安なネッサの手を取ったり、フリュネの為に二人で覚悟を決める所なんかは、清々しいほどの主人公ぶりでとても頼もしい。やはり冒険活劇…

フラクタル 娘のニオイをクンカクンカするわ、分娩台に乗せて鍵とやらをしらべようとするわ、とんでもない変態フェチ親父っぷりにちょっと引く(笑) クローンだ鍵だと、衝撃的な事実が色々と明らかになったのだが、当のクレインの受け止め方がいまいちハッキ…

フラクタル フラクタルシステムにどっぷり漬かった人々の街に迷いこんでしまうクレインとネッサ。 都市と自然やドッペルと生身など、虚実の入り乱れた内容は、これまでの中で一番テーマ性を意識させる。問題視するわりに、未だシステムの利害や善悪がピンと…

フラクタル どうにも消化出来ない描写が目について、引っかかりを覚えてしまう。 まずは父親らしき男の行動。クレイン目当てなのなら、その後に銃を突きつける行動はおかしいし（拒絶するどころかその後に家に招き入れてるし）、その後で気付いたとしたら今…

フラクタル 飛空艇の中でメンバーと触れ合うクレイン。ラピュタで言うなれば、タイガーモス号に乗り込んでドーラ一家と過ごすあの件。外からではなく内から一団の行動を見守るという、お馴染みのパターンのお話。 なんだけど、あんな虐殺めいた行動を見せら…

フラクタル 状況についていけず、グラニッツ一家もフリュネを見捨てて逃げようとするクラインを見て、この作品で初めてクラインに共感することが出来たなぁ(笑) 目の前の女の子を助ける流れで、グラニッツ一家と逃亡する事になるのも、これまでと比べれば無…

フラクタル フラクタルシステムを否定するテロ一派と行動する事になるクレイン。 ようやく世界観らしきものが説明され、衝撃的ともいえる血生臭い戦いまで見せられるも、どうにもふわふわした雰囲気ばかりが先走り、どう受け止めるべきなのか判断に困ってし…

フラクタル テンプレの切り貼りみたいだった初回に比べると、女の子に振り回される展開はキャラクターものとして悪くない展開。借り物めいた世界観もだいぶ落ち着きを見せ始めているようで、長閑で情景さのある風景には惹かれるものがある。あと何より、不思…

フラクタル 山本寛・東浩紀による冒険活劇。 その方針を反映してか、人物の配置から世界観や物語の流れまで、まんま「未来少年コナン」や「天空の城ラピュタ」といった宮崎アニメや、その流れを汲む「ふしぎの海のナディア」をお手本にしたかのような内容。 …

2010年10月開始作品