フラクタル 第09話

フラクタル
僧院との決戦。「人殺し」と他人を批判しつつ、自身はなんの逡巡もなく人に銃を向けるクレインだとか。具体的な良し悪しが描写されないまま交わされる、フリュネとモーランのフラクタルの是非だとか。キャラの行動も扱われるテーマも、どうも漠然としすぎていて、取っ散らかった印象しか感じられない。
一つ一つ個々のものとして見れば、納得できないくもないのだけど、それを纏めるだけの力量や説得力に欠けているような。実際に、ポッと出の狂った父親と娘の関係の方が、何よりも分かりやすい対立として見えてしまってるしなぁ。