機動戦士ガンダム00 最終話

機動戦士ガンダム00
敵の攻撃により吹き飛ぶパーツ、剥き出しになってしまうコクピット。シリーズラストのお約束ともいえる描写だが、その満身創痍な機体の姿が激しいバトルをより一層盛り上げる。最後の決着がエクシアで剣勝負というのも心ニクイ演出だ。最終回らしいバトルには心を躍らさっぱなしでその面に関しては満足させれた。

しかしお話にはガッカリだ。特に驚愕したのが刹那らの「これからもソレスタを続けます」宣言。武力による戦争根絶なんてものが全力で肯定されるとは思いもしなかった。リボンズとの争いはマッチポンプといわんばかり、振り出しに戻るとは正にこの事。対話だ話し合いだと掲げたくせに、当のソレスタが一番人類との対話を拒否してる状況とは。もうツッコミを入れるのすら馬鹿馬鹿しい。

戦争根絶という風呂敷を広げられなかった一期。やはりそこが全てだったのかな、と思う。追いかけっこになってしまった対アロウズ、トリニティと同様に仮想敵に祭り上げられるリボンズ。どれも急な方針転換を思わせるほど薄っぺらかった。そして最後、全ては無かったと言わんばかりに元の居場所に出戻ってくる主人公。最低すぎるだろ。。