ファンタジックチルドレン
ものすごく真っ当に終わってややビックリ。でもこれ以上の落としどころはないとは思うのだけれど、トーマとセスの結びつきと切り離しがどうしても足りないと思わざるを得なかった。 当初は観辛くてかなわない部分が先行していたのだけど、それを補ってくれる…
ヘルガを助けるためにゾーンとの狭間へと向かうトーマ。ソランとしての記憶をもったトーマが一体どんな答えをだそうとするのか。このまま真っ当に終わるとは予想できないんだよな。はてさて。
キャラクターの動き一つにしても、物語の広げ方にたたみ方にしても、どこか突き放したつめたい視点があるからこそ得られるモノ。それを考えればトーマはセスであることはわかっていたんだなぁと。時を越えたラブストーリーではなく、そこから生まれてしまっ…
ヒースマ死亡。そこまでの思い入れがなかったので、この切羽詰った状況では死に際のドラマをやるためだけに島への落下をやったかのようにも見える。さすがにこれはひねくれ過ぎかな。
トーマのイライラは、ティナを失ったソランの悲しみか、セスとしてのものなのか色々ととれるようになっている。依然とまだまだ不明な点が多いな。
カプセルに入った後に飛び散る血、そこに現われるセス。現代編と同様、簡単にお話を見せてくれない。今まではそれがストレスにも感じられていたのだが、ここに来て逆にものすごく興味を引く形になって見えるのが面白い。
ティナを救うため片手を犠牲にしてまで声をあげ続けた強さ、同じ行為をしようとする恋敵の心配までもした優しさ。それらすべてが報われる事のなかったセス。なんという絶望の深さ。黒く、そして深い闇が生まれてしまった瞬間。当事者であるティナとソランは…
全身を血のついたシーツでくるまれ、わずかに上下し息しているティナの様子が生々しい。それにしても話が面白くなってきた。王妃まで逃げ出していた?ということは、あの狂ったような顔が王の本性だという事かなのかな。体内に兵器を埋め込まれてしまったテ…
かなりベタともいえる王女の恋物語なんだが、それがまたこの作品らしさをも感じさせる。これって、今ここで見せられるからこそなんだろうな。つまりは構成の妙だと。
女性科学者とヘルガの過去とやはり素直にお話を見せてくれないな(笑)。
総集編がありがたいのも珍しいかも。単に自分の記憶力と理解力が乏しいためでもあるのだけど。
ようやく黒服の少年らと出会う。そしてトーマの旅立ち。今後は溜めに溜めてきたものが活かされるのか。約1クールも引っ張ってきただけに期待はしたいのだけど。
分かるんだか分からないんだが正直微妙。せっかく合流し、形としてはヘルガを助け出す展開なのに盛り上がりがない。
明かされる黒マントの少年達の目的にヘルガの正体。1クールかけてここまできた感じがして、この先期待が持てる展開。これでもう不安を感じずに見ることが出来そう。良かった良かった。
ここまでのことがあるからヘルガは笑うだけで可愛くみえる。置き土産である絵を残し、旅立つ日も近いのか。それとも黒服の少年達のほうが先か。
おぼろげながら全体像が見えてきているのだけど、どうもこう焦らされてる感があって気持ちよくない。
狂気におちていく科学者がなかなか真に迫っていてよかった。主人公たるトーマたちは出番なし。冒険活劇はいつはじまるんだろう。
「温かい家庭」とそのまま見ていて楽しいトーマの家族。ようやく動き始めるのか?と期待して見ていくのもアレなんで、ゆっくり楽しみます。
なんだかんだと世話焼きのトーマにかなりの不思議ちゃんのヘルガ。当初トーマ持っていたであろうのヘルガへの気持ちが徐々に変化していくところなんかがよくわかるようになってる。確かに見ててよくわからん子だしなぁ、ヘルガ。
お約束ながら徐々に心を開き言葉を交わしてくれるようになるヘルガが可愛い。そしてとうとうロボ登場。長かったなぁ。
視点を変え、それらを繋ぎ合わせていくことで物語を見せていく作りなんだと思う。黒マントの子供たちが同時代にきたので、ある程度は視点を固定してくれると思ったんだけど、なかなか忍耐がいりそう。いや面白くはあるのだけど。
今回でてきた老婆はもちろん物語の一つのカギなんだろうけど、これといって関連性は見えず。謎は深まるばかり。
忘れていた。なかなかこの物語にはいる取っ掛かりがつかめなく少々困惑ぎみ。ついていける所まではついていこうとは思うのだが、なにぶん本数が多いので。
過去から現在へとホント王道ファンタジーっぽい作り。でもこれ深夜にやってどのあたりをターゲットにしているんだろう。それなりの引きを見せてくれたので、まぁそんなことを考えずに見ていこうと思います。
2004年07月 開始作品