これといった物語があるわけでもなく、ロードムービーとしても特別印象に残らなくも、ただエリスとナディの不思議な雰囲気を見てるだけで何かと楽しめる作品だった。真下三部作として最後に残ったのが、独自のアクションでもなく、耳に残る印象的な音楽でも…

ナディがエリスを説得する場面は、恋の告白に見えてしまいドキドキしてしまった。もちろんそう取れる事をわかって作られているのだと思うんだが、それが下品に見えないように配慮されてる辺りはとても上手いと思う。

ナディを取られて嫉妬しっぱなしのエリス。 生尻でのアピールや、カップルの会話を被せてショボーンな姿と、ナディべったりな姿がなんとも可愛らしい(笑)。最後の夫婦宣言までしっかりと楽しめましたよ。

エリスの過去編。 エリスと博士の関係性をしっとりとした雰囲気の中で見せていく作りが、趣を感じさせて良かったな。

暗殺集団からの逃避行。 巻き込まれたオルテガがなんとも親近感の沸くダメっぷりで楽しい。最後のキスは、単に許さなかったのか、それともオルテガがほっぺと言って正面を向いたから阻止したのか、流れ的には後者の方でいいんだよね？。シーンとしてちょっと…

ペテンにかけられた魔女の居る村の話。 １クール目終盤ということもあってか、エリスの存在にも迫るエピソード。ところで小林沙苗と三石琴乃がただのゲスト表記だったけど、今までのスペシャルゲストとの違いって何だろ？

訳が分からないのを相手にしなければならない敵さんに同情する(笑) 仲の良いカップルに中てられたのか、いつも以上にキャライジりの楽しい回だったなぁ。タコスネタはこれからも引っ張るのか、これをもってタコス３部作として完結するのか、どっちなんだろ。

銀の十字架を探すお嬢様＠桑島法子が登場。 かつての主役をこんなゲストキャラに使うとは驚いた。クレジットではしっかりとスペシャルゲスト扱いになっていたけど、真下３部作と銘打つからにはノワールとのリンクも見せて欲しかったなぁ、なんて。 落ち着い…

大塚周夫＆大塚明夫をゲストに、マフィアのファミリーの話。 雰囲気たっぷりの渋いお話だというのに、タコスダンスのナディにお尻が引っかかるヘイワードと、メインのキャラが総じてお笑い要員と化していて笑った。こういった意図的な（お話の）崩し方好きで…

ロードムービーというよりも観光ムービーとでも言うべきか。なんかもうエリスとナディがただそこにいるだけ、という内容になってきたような。

オカマコンビに追われるナディらに、エリスの秘密を探るナレーションを被せる構成。なんだが、オカマコンビとのやりとりは鬼ごっこのように緊張感無いし、ナレーションも説明を読み上げるばかりと、かなり退屈な作りだった。

親子のようでもあり、また恋人のようでもあり(笑)と、エリスのナディの微妙な関係性がなんとも言えないバランスでいいなぁ。出オチのオカマコンビなど、だんだんとそのゆるさを楽しめるようになってきた。

母娘の絆を取り戻す良い話だとは思うんだが、不在時にエリスが襲われる状況では流石に泣くに泣けないし、なんとも間の抜けた内容だったなぁ。 女の子が普通に可愛いし、お話は普通にロードムービーしているし、真下監督作品としてはなんとも普通さが目立つ感…

「NOIR」「MADLAX」に続く真下アニメ3部作。 不思議ちゃんに女ガンマン。当たらない銃弾とただただ的になるだけの敵。そして流れる梶浦音楽。すでに様式の類ともいえる各種のお約束もそろっていたけど、かなり地味な印象が強かったなぁ。肝心のアクションも…

2007年01月 開始作品