それぞれの決着と、前を向いて生きる蒼乃の姿を描いたエピローグ。 真名やこよりと新たな関係を結んでいく姿や、茉莉を彷彿させる蒼乃の自販機の扱いなど、余韻を残す爽やかなラストだったけど、その反面、そこに至るまでの蒼乃の心情がアバウト過ぎて描写不…

蒼乃対茉莉は、紙使いのバリエーションに夜禍としての腐食能力とアイディアに富んだバトル描写になっていてとても面白かったなぁ。異能力者バトルとして番外編なんか作っても十分通用しそうだ。 ラストのスクーリンに移された青空のシーンとしては綺麗なんだ…

急に依人の存在が消えていくと言われても困るが、真名との別れや最後の緊張感のある茉莉と蒼乃の対峙とか、印象的なシーンが上手くてそれだけ十分面白かったな。

夜禍なってしまった繭子とそれを取り戻す事を決意した剛史の回想話。 小さな二人が共に寄り添い旅してきた、という断片的な映像は涙を誘う出来でとても良かった。ただ、"一緒に居ること"が願いだったというのはキレイといえばキレイなんだが、それで納得する…

日常から一転してバトルと、再び話が動き出してきた模様。 日の差す晴れた外で「（茉莉に）空を見せるんだ」というセリフは、なんとも間の抜けたセリフに聞こえて残念だったな。まぁ直接的な意味ではなく、彼女に普通の生活を与えたいという、依人の心からの…

蒼乃とこよりの交友話。 無表情で無口な少女と大人なロリ少女といったいかにもなゲームキャラクターを、折り紙やコーヒーといった小道具を交えて情緒的に描いていて、読ませるという意味ではなかなか面白い作り。ただ、キャラクターの強さ（パターンとしての…

茉莉と真名の鉢合わせと、居候ヒロインを持った主人公のお約束回。 どこが「オダヤカナヒ」やねん、とツッコミを入れたくなるような回だったが、茉莉＠能登麻美子の飄々としたお姉さんキャラがいい味だしていて面白かったな。 ただ、空を見たことが無いと話…

襲われていた茉莉を助け家へと連れ帰る依人。 茉莉＠能登麻美子の声で「よしよし」とかやられれば、そりゃ依人も彼女を守ろうと決意するだろうな。うん、説得力抜群だ。 結局彼女を引き止めたのは、依人の部屋にある天井いっぱいの空の写真だったというのは…

原作未読。吸血鬼として生きる少女との物語、という内容でいいのかな。 ヒロインが吸血鬼であることを、状況を重ねた出会いや言動で浮かび上がらせたりと、分かり易い話作りが上手かったな。光を嫌った入院しているもう一人のヒロインとの重ねかたも。 ただ…

2007年01月 開始作品